老人ホームは病院ではないので、老人のいる部屋は「病室」とは呼ばない。

「居室」です。

中には、1丁目、2丁目なんて呼んでいる老人ホームもある。

もし「病室」と呼んでもいい部屋があるとすれば、「静養室」でしょうか。

ふつう、静養室は、医務室や寮母室のすぐ隣に設けられていることが多い。

特別養護老人ホーム園の静養室も、医務室から直接出入りできる定員2人の小部屋です。

このところ入園者はみんな落ちついていて、静養室は誰も使っていない。

その代り、マットだのシーツだのが空のベッドの上に積まれ、物置き代りのようになっています。

医務室から静養室に入ってすぐ左手にある小さな洗面台は、看護婦さんたちの手洗いや化粧直しのためにもっぱら使われています。

ある日、看護婦さんが「おかしいわねえ」と不審がっています。

その洗面台の棚に置いておいたハンドクリームの中身がきれいになくなっている、というのだ。

「まだいっぱい残ってたのよ」と言うのだが、はて?


94歳のSさんは、夕食の途中で5分がゆをおかずの小皿に盛っています。

かゆを盛るのだから、皿の縁からはかゆがこぼれ落ちるのだが、それにも構わずSさんは、おかずの魚の天ぷらを手でつまんで、その上に乗せる。

天ぷらの重みで、かゆはもっとこぼれています。

その"かゆ天丼"を、Sさんは床頭台の引き出しに入れようとしています。

ちょうど、仏壇のお供えのようにも見えるその"かゆ天丼"を指さして、私がSさんに尋ねる。

「仏さんにあげるん?」

「いいや、夜になって"生き仏さん"が食べるんじゃ」

なるほど、94歳にもなれば、"生き仏さん"ではある。

ところが、この"生き仏さん"、物忘れが年相応にあって、何日か経ってカチカチになった"かゆ天丼"が引き出しの中で発見されることとなるのだ。

「○○さんがご飯を食べないのよ」

「時間が経ってお腹空いたら、食べるかもしれないから、置いといたら」

なんて会話が、自然に交されている、そんな雰囲気こそ大切なのだ。

ところが、「食中毒が起きたらどうするのよ」とか、「ゴキブリが出るから」とか、「食器が片づかないから」とか言って、特定の条件でだけ食事するよう老人に強制し、それに従わねば"食思不振"なんて記録に書いてはいないか。

食べ物を数時間放置して、あとで食べることは、どこの家庭でもやっていることです。

それが、どうして病院や施設ではしてはいけないのか。

イザというときに専門家がそろっている病院や施設でこそ、少々危険なことも許容されるべきだ、とまで言うと言い過ぎか。

ともかく、「夕食は寝るまでに食べればいい」、これを介護者の合言葉にできないものか。

老人自身が食べたいと感じるまで待つ、という介護者の姿勢が、無数の老人を点滴や鼻腔栄養から救うはずです。

盛りつけも、食器も、夕食時間も大切ではある。

しかし、一番大切なのは、「食べたくなきゃ、食べなくてもいいじゃない」という雰囲気のようなものではないでしょうか。

もちろん、食べることの大切さはみんなわかっています。

そのうえでそう言っているのだ。

「でも......」という頭の固い読者のために、この「ネガ(陰)」としての発言を「ポジ(陽)」に翻訳すると、こういうことになるのだ。

「食べたいときには食べるんじゃないの」と。

もっと言い換えると、「食べたいときを大事にしようよ」です。

老人が食べないというのは、ただ、この時間の、この献立の、この介助者の、この雰囲気という、特定の条件の下で食べないということにすぎないのだ。

献立も介助者も雰囲気も変えにくいが、時間だけは放っておけば変わってくれる。


運転のしかたと性格は関係があるのか。


合宿免許などの自動車教習所の指導員に聞くと、同じ車で同じ道を走っていても、人によって運転ぶりは実にさまざまだといいます。


みなさんも、車を運転していると、お気づきになることも多いと思うが、世の中には本当にいろいろな運転のしかたをする人がいるものです。


それこそ、100人いれば100通りのやり方があるといっても言い過ぎではないくらいだ。


前章で、車という密室に入ると、人は社会向けの仮面を脱ぎ、裸の自分をさらけ出すようになると書いた。


ということは、運転のしかたにも、その人の裸の部分が顔をのぞかせるとも十分考えられるわけだ。


事実、これまでのさまざまな研究によって、人間の特性の中では、性格が最も運転に関係していると考えられています。

動脈硬化が遅い人は血管がいつまでも若々しく、早い人は老化が早いことになります。


色々な抗酸化ビタミンは過酸化脂質ができるのを防ぐ働きをしているわけですから、日頃から余分にこれらのビタミンをたくさんとることを心掛けたいものです。


こうした抗酸化ビタミンは栄養的に必要といわれている量よりももっと余分に取らないとこのようなよい働きをしてくれません。


疑的には栄養所要疑の10倍とか、それに近い位の疑が必要でしょう。


特に普段からコレステロールが高いとか、善玉コレステロールが低いとかいった要注意の人は十分に注意して、少しでも過酸化脂質ができるのを防ぎたいものです。

過酸化脂質ができるのを防ぐためには、ビタミンでは脂溶性ビタミンのビタミンEとか、カロチンが最も有力な候補になっており、水溶性ビタミンではビタミンCも挙げられています。


この他、ビタミンに近いものにユビキノンといわれるものがあります。


このユビキノンは動物のどの細胞にもある成分ですが、虚血性疾患の治療にはビタミンEよりも効果が早くて長続きするといわれています。


我々は年をとって行くと血管から老化するといわれています。

虚血性疾患とは、動脈硬化を起こしていて血管が細くなっていたり、動脈が何かの原因で詰まったり、詰まりやすくなったりして血液がうまく流れなかったり、流れにくくなっている時に、起こりやすくなります。


また、脳卒中を起こした後でもこうした虚血性疾患になります。


虚血性疾患の場合の特色は、一時的に血液の流れが止って、その30分後とか1時間後に再び血液が流れ出した後で、臓器に出血とか、機能の回復が遅れるとかの症状が出やすいということです。


こうした虚血性疾患の原因には、過酸化脂質の関与が有力な原因として考えられています。

現在、ミラノ市内の父親のアパートを大改造中。


今年の6月の結婚までには、美しいパラッツェット(小さな館)が完成するはずです。


「今の今まで壁ひとつ満足に塗り替えたことがなかった親父なのに、大金かけて大改造に踏み切ったのには驚いたよ。


なんせ、本当にケチな親父だったから。今じゃ服だって毎日のように着替えるようになった。


新しいのもずいぶん買ったようだしさ。最近の親父の若々しさったらないよ。息子であるこっちのほうが負けちゃうって感じさ」


父親の婚約者の女性は、スラリとした長身のエレガントな婦人だといいます。


形のいい細い首には、いつもパールのネックレスがかけられているとか。


ハイセンス漂うその女性を、誇らしくエスコートする72歳のシニョーレは、理想のカバリエーレ(騎士)そのものに違いありません。

最近、日本人の寿命が長くなったのに伴って、死因の内で成人病によるものが増えてきました。


特に、ガンと狭心症や心筋梗塞などの循環器の病気で亡くなる人の割合が増加しています。


また、何か病気にかかっている人の数も増えていますが、特に循環器の病気の増え方はまさに驚異的です。


今では、千人に50人近くが循環器の病気で医者にかかっています。


ガンで亡くなる人が毎年人口10万人について170、180人位ですから、この二つの病気にかからないようになれば、もっと健康に年をとれるといってもよいでしょう。


また美容面ではチェストツリーが良いとされています。

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