現在、ミラノ市内の父親のアパートを大改造中。
今年の6月の結婚までには、美しいパラッツェット(小さな館)が完成するはずです。
「今の今まで壁ひとつ満足に塗り替えたことがなかった親父なのに、大金かけて大改造に踏み切ったのには驚いたよ。
なんせ、本当にケチな親父だったから。今じゃ服だって毎日のように着替えるようになった。
新しいのもずいぶん買ったようだしさ。最近の親父の若々しさったらないよ。息子であるこっちのほうが負けちゃうって感じさ」
父親の婚約者の女性は、スラリとした長身のエレガントな婦人だといいます。
形のいい細い首には、いつもパールのネックレスがかけられているとか。
ハイセンス漂うその女性を、誇らしくエスコートする72歳のシニョーレは、理想のカバリエーレ(騎士)そのものに違いありません。